箕打村(読み)みうちむら

日本歴史地名大系 「箕打村」の解説

箕打村
みうちむら

[現在地名]高松町箕打

大海おおみ川中流域左岸に位置し、上流大田おおた(現津幡町)下流元女がんによ村・黒川くろがわ村。能登国羽咋はくい郡に属し、加賀国との国境正保郷帳御内村とあり、近世初期まで御内村と書かれていたようである。天文三年(一五三四)三月二四日の黒川某預ケ状(干場文書)名城寺みようじようじ山の所属をめぐって元女村と相論した御内村が初見とされる(高松町史)。同預ケ状には「おうち六郎左衛門尉殿」とあるので、もとは「おうち」とよんだ可能性もある。

正保郷帳では高九九石余、田方四町・畑方二町六反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高一〇九石、免六ツ、明暦二年(一六五六)・寛文二年の新田高六石、小物成として山役八一匁・苦竹役七匁・野役一八匁、鳥役三匁(出来)であった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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