箪食瓢飲(読み)たんしひょういん

精選版 日本国語大辞典 「箪食瓢飲」の意味・読み・例文・類語

たんし‐ひょういん ‥ヘウイン【箪食瓢飲】

〘名〙 (「論語‐雍也」にみえる、孔子顔淵清貧を賞めた言葉「賢哉、回也。一箪一瓢飲、在陋巷、人不其憂、回也、不其楽」による) 竹器に盛った飯と、ひさごに入れた飲み物。簡素な飲食物。また、清貧に安んずることをいう。箪瓢(たんぴょう)。一箪の食(し)一瓢の飲。
将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉二「箪食瓢飲は顔回生活を保たんが為なり」 〔漢書‐貨殖伝〕

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デジタル大辞泉 「箪食瓢飲」の意味・読み・例文・類語

たんし‐ひょういん〔‐ヘウイン〕【××瓢飲】

《「論語雍也ようやから》簡素な飲食物。また、清貧の生活に安んじることのたとえ。→一箪いったん一瓢いっぴょうの飲

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