箱尺(読み)はこじゃく

精選版 日本国語大辞典 「箱尺」の意味・読み・例文・類語

はこ‐じゃく【箱尺】

〘名〙 水準測量で、水準儀水平視線の高さを決めるための物差し一つ木製直方体の箱の中に、他の箱を二~三重に畳み込んであり、必要に応じて中から引き出し、伸ばして用いる。水準標尺。〔工学字彙(1886)〕

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デジタル大辞泉 「箱尺」の意味・読み・例文・類語

はこ‐じゃく【箱尺】

水準測量で用いる、水平視線の高さを測定する標尺全長2~5メートルあるが、箱状の尺が二段または三段に入れ子状になっていて、必要に応じて引き出す。標尺。

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世界大百科事典(旧版)内の箱尺の言及

【ものさし(物差∥物指)】より

…丸目は実目盛に対して1/π倍に目盛られている(曲尺(かねじやく))。 たたみ尺は数片を連接して折りたためるようにしたものさしで,折り尺,箱尺,スタジア尺などがある。材料は木,竹,金属である。…

※「箱尺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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