日本歴史地名大系 「箱崎八幡神社」の解説 箱崎八幡神社はこざきはちまんじんじや 鹿児島県:出水市上知識村箱崎八幡神社[現在地名]出水市上知識町江戸時代の上知識(かみちしき)村の南部、米(こめ)ノ津(つ)川の左岸に位置する。祭神は誉田和気命・息長足姫命・高良玉垂命の三神で(出水風土誌)、旧村社。明治維新までは当地にあった真言宗成願(じようがん)寺(現廃寺)が別当寺で、同寺の本院愛染院が権座主を勤めていた(三国名勝図会)。勧請の経緯は次のように伝えられる。文治年間(一一八五―九〇)島津氏初代忠久が鎌倉から下向の途中、筑前国博多沖で逆風に遭い、乗船が転覆しそうになった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by