節事(読み)フシゴト

デジタル大辞泉 「節事」の意味・読み・例文・類語

ふし‐ごと【節事】

義太夫節で、歌謡風に細かく節をうたう部分道行景事けいごとなど。

せち‐ごと【節事】

節日せちにち食事節供せちく

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精選版 日本国語大辞典 「節事」の意味・読み・例文・類語

せち‐ごと【節事】

  1. 〘 名詞 〙 節日(せちにち)の食事。節供(せちく)
    1. [初出の実例]「こほりうちとけよするたしなみ 水鳥のけさせちことにうかびきて」(出典:俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)何第二)

ふし‐ごと【節事】

  1. 〘 名詞 〙 浄瑠璃の中で、詞(ことば)や劇的な部分でなく、節(歌謡)本位の部分。
    1. [初出の実例]「ふし事も、各所づくし四きの段」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙)

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