節歌(読み)ふしうた

百科事典マイペディア 「節歌」の意味・わかりやすい解説

節歌【ふしうた】

沖縄県八重山列島歌曲ユンタジラバなどの民謡が日常生活の場で無伴奏で歌われるのに対し,三線や笛・太鼓の伴奏で歌い,〈……節〉と節名で呼ばれる芸術歌曲。八重山列島が首里王府に統治されていた頃に三線とその音楽がもちこまれ,古来伝承されていた民謡が三線の伴奏で歌われるようになった。明治以降,工工四(くんくんしー)(楽譜)化され,流派成立アヨーやユンタなどの祭祀歌や仕事歌は今日すたれつつあるが,節歌やトゥバラーマは発展しつつある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む