精選版 日本国語大辞典 「簇生」の意味・読み・例文・類語 そう‐せい【簇生】 〘 名詞 〙 ( 「そう」は「簇」の漢音 ) 草木などが群がりはえること。また、群がるように生ずること。ぞくしょう。ぞくせい。[初出の実例]「世にゑびねと云草花あり。葉蕙のごとくにして短濶、茎を抽て黄白花を簇生す」(出典:随筆・秉燭譚(1729)四)「燐、亜硫酸、燃る硫黄等、皆金液に和して金色の澱を生ず。燐片を金液に投ずれば金分還元して纎き管状を為し燐の周辺に簇生す」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)[その他の文献]〔史記‐律書〕 ぞく‐せい【簇生・族生】 〘 名詞 〙 ( 「ぞく」は「簇」の慣用音 ) 草木などが群がりはえること。また、ものが群がるように生ずること。叢生。ぞくしょう。そうせい。[初出の実例]「全地球上、人民簇生(ゾクセイ)(〈注〉ムシワキ)し」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例