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亜硫酸 ありゅうさんsulfurous acid

翻訳|sulfurous acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

亜硫酸
ありゅうさん
sulfurous acid

化学式 H2SO3 。二酸化硫黄を水に溶かすと得られ,水溶液としてのみ存在する化合物。

SO2O⇔H2SO3

中程度の強さの酸である。低温で濃縮すると SO2・7H2O が得られる。強い還元作用を示し,みずからは硫酸となる。弱い酸化作用をも示し,自身は硫黄となる。酸性雨の原因物質の1つ。

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百科事典マイペディアの解説

亜硫酸【ありゅうさん】

化学式はH2SO3。水溶液としてのみ知られ,二酸化硫黄SO2を水に溶かすと得られる。無色の弱酸であたためるか,強酸(硫酸など)を加えるとSO2を発生する。

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栄養・生化学辞典の解説

亜硫酸

 H2SO3 (mw82.08).強い還元力を有する酸.二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が水に溶けて生成する.

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世界大百科事典 第2版の解説

ありゅうさん【亜硫酸 sulfurous acid】

化学式H2SO3。水溶液としてのみ知られ,遊離の酸としては取り出すことはできない。二酸化硫黄SO2ガス(亜硫酸ガス)を水冷または氷冷下で水に通じて得られる。市販試薬の亜硫酸水は,SO2の含有量を6.0%以上とすることがJISに規定されている。無色透明の水溶液で刺激臭をもつ。酸性を呈する。二塩基酸で,酸解離指数pK1=1.76,pK2=7.19(25℃)。SO2含有量が23.7%(重量)以上の水溶液では12.1℃以上で2液相に分離する。

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大辞林 第三版の解説

ありゅうさん【亜硫酸】

二酸化硫黄いおうの水溶液。弱酸で水溶液としてだけ存在する。化学式 H2SO3 

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

亜硫酸
ありゅうさん
sulfurous acid

二酸化硫黄(いおう)の水溶液中に生成していると考えられる二塩基酸。普通H2SO3で表す。しかし実際にはH2SO3の生成は認められず、二酸化硫黄の水和物SO2nH2Oであり、
  SO2nH2O―→HSO3-+H3O++(n-2)H2O
とするのがよい。亜硫酸溶液を蒸発しても遊離の酸は得られない。それは、溶けていた二酸化硫黄が蒸発の際、気体(二酸化硫黄)となって逃げていくからである。酸性は弱く、強酸により二酸化硫黄を発生する。強い還元剤として働き、酸素、ハロゲン、過酸化水素によって酸化され、硫酸となる。また、還元作用よりは弱いが、酸化剤として働くことがあり、自身は硫黄となる。還元剤のほか漂白剤としても用いられる。大気中に放出された二酸化硫黄は浮遊する水分と結合して亜硫酸を生成し、光化学反応などによって硫酸となり、大気汚染の原因となっている。[守永健一・中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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