簡牘・竿牘(読み)かんどく

精選版 日本国語大辞典 「簡牘・竿牘」の意味・読み・例文・類語

かん‐どく【簡牘・竿牘】

〘名〙 (「かんとく」とも。「簡」は竹札に書いた文。「牘」は木札に書いた文)
① 竹札や木札に書いた歴史などの文書書札
空華集(1359‐68頃)一六・天麟説贈岸侍者帰京南禅「是以麟之載簡牘者頗多矣」 〔春秋左伝‐集解序〕
手紙書簡書牘(しょとく)
※鳩巣先生文集(1763‐64)後篇・一五・題本多佐渡守藤政信論治道国字書「其家蔵先世旧物中有簡牘文書
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「その簡牘(〈注〉テガミ)を読むに非れば」 〔荘子列禦寇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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