簷溜(読み)えんりゅう

精選版 日本国語大辞典 「簷溜」の意味・読み・例文・類語

えん‐りゅう‥リウ【簷溜・檐溜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「簷」「檐」は軒の意 ) 軒先からしたたり落ちる雨だれ
    1. [初出の実例]「未射場所、立定簷溜程」(出典本朝文粋(1060頃)一・観射寄左親衛将軍〈村上天皇〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐雨夜贈元十八詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「簷溜」の読み・字形・画数・意味

【簷溜】えんりゆう(りう)

雨だれ。唐・白居易雨夜、元十八に贈る〕詩 共に聽く簷溜の(したたり) 心事、兩(ふたつ)ながら悠然たり

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