籏屋村
はたやむら
[現在地名]西川町旗屋
西川右岸の自然堤防上に形成された村落で、北に接する曾根村の枝郷。南方は押付村に接し、東方に松崎村外新田がある。字浦廻りに松崎屋敷遺跡があり、中世の住居跡と考えられている。分村年代は定かでないが、承応三年(一六五四)に長岡藩の検地を受け、高四九四石六斗余、反別田方畑方計四八町七反三畝余が打出されている(旗屋区有文書)。その後、享保(一七一六―三六)以前までのほぼ六〇年間に二二一石八斗余・一八町四反余が開発され、総石高七一六石五斗余・反別六六町七反三畝余の村に発展した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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