おし‐つけ【押付】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 押し付けること。強く触れさせること。また、物が強くあたる所。
- [初出の実例]「川くつれはをし付次第たるへきなり」(出典:塵芥集(1536)九〇条)
- ② 草木の花や葉を布に強くこすりつけて染めること。すりぞめ。〔運歩色葉(1548)〕
- ③ 「おしつけ(押付)の板」の略。
- [初出の実例]「八大龍王の形を金をもって打ちのべて、〈略〉鎧の胸板・をしつけに付けたる間」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
- ④ 軍船の右のふなべり。
- ⑤ 近い将来。間もない頃。
- [初出の実例]「花が散って押付(オシツケ)になると、桜んぼうができるぞえ」(出典:歌舞伎・菊模様法の燈籠(傾城玉菊)(1857)二幕)
- ⑥ ( 形動 ) むりじいをするさま。むりやり。
- [初出の実例]「『まあ能く見てくれたまへ』と推付(オシツケ)に手渡す」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
- [ 2 ] 〘 副詞 〙 そのうち。まもなく。おっつけ。
- [初出の実例]「九つ小太夫はをしつけ小蔵を建てそめて、家もさかいやの女郎屋、揚屋の大黒舞と、夜店の太鼓で囃(はや)した」(出典:歌謡・松の葉(1703)三)
- 「是(こりャ)ア病気だからおしつけ治(なほら)ア」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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押付
おしつけ
[現在地名]津南町外丸 押付
外丸村本村の南、信濃川左岸沿いにある。外丸村の枝村。東の対岸は下船渡村大割野。大割野から善光寺道を分岐して現在の信濃川橋を渡る道が北西へ樽田を経て天水越(現東頸城郡松之山町)へ通じる。地名は川瀬に押付けられた土地の形態に由来するという。正保国絵図に高一二〇石余とみえる。正保三年(一六四六)の古高につき指上帳控(津端一郎氏蔵)では、田七四石五斗余・畑二六石一斗余・青苧高五石二斗余・白布高五石二斗。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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