籠渡し(読み)カゴワタシ

デジタル大辞泉 「籠渡し」の意味・読み・例文・類語

かご‐わたし【籠渡し】

架橋できない深い谷や断崖だんがい、また、急流のために舟が渡せない場所で、綱を両岸に渡して籠をつり、中に人や物を入れて手繰り渡す装置かごわたし。ざる渡し。

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精選版 日本国語大辞典 「籠渡し」の意味・読み・例文・類語

かご‐わたし【籠渡】

  1. 籠渡し〈閑田耕筆〉
    籠渡し〈閑田耕筆〉
  2. 〘 名詞 〙 絶壁や急流などの、架橋や渡船が困難な地点で、綱を両岸に渡し、籠をつって、その中に人や荷物を入れ、一方から綱を引き寄せて対岸へ渡すもの。また、その所。籠の渡。ざるわたし。
    1. [初出の実例]「籠渡し心の綱を〆て乗」(出典:雑俳・柳多留‐一六七(1838‐40))

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