米搗き(読み)コメツキ

デジタル大辞泉 「米搗き」の意味・読み・例文・類語

こめ‐つき【米×搗き/米×舂き】

玄米をついて白米にする作業。また、それをする人。
米搗虫こめつきむし」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「米搗き」の意味・読み・例文・類語

こめ‐つき【米搗・米舂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 米をつくこと。玄米を精白すること。こめふみ。〔東寺執行日記‐文明一五年(1483)一二月一九日〕
    1. [初出の実例]「凍たる手から銭洩鞍の上 風にはころぶ猿の米つき」(出典:俳諧・続五元集(1752)宝永二年)
  3. 米をついて精白する人。特に、江戸時代、杵(きね)をかつぎ往来を通行して求めに応じ、または、得意先をまわって一定賃金をもらって米をついた人。こめふみ。
    1. [初出の実例]「昼顔に米つき涼むあはれ也〈芭蕉〉」(出典:俳諧・続の原(1688))
  4. こめつきむし(米搗虫)」の略。〔日本昆虫学(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android