米水津村(読み)よのうづむら

日本歴史地名大系 「米水津村」の解説

米水津村
よのうづむら

面積:二五・二〇平方キロ(境界未定)

豊後水道の最南部に突出する鶴見つるみ半島の南部の狭長な沿岸地帯と、その南側に湾入する米水津湾沿岸地帯とからなり、一部は日豊につぽう海岸国定公園に含まれる。複雑な海岸線に海岸近くまで後背山地が迫り、大部分は山地で、海浜部の狭小な平地に集落が点在する。東は海に面し、北は鶴見町、西は佐伯さいき市、南は蒲江かまえ町に接する。

天正一五年(一五八七)と推定される三月七日の佐伯惟定感状(御手洗文書)に「米津衆」がみえ、同衆の戦功を賞している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報