米須砂丘(読み)こめすさきゆう

日本歴史地名大系 「米須砂丘」の解説

米須砂丘
こめすさきゆう

糸満市東部の米須集落の東およそ八〇〇メートルの米須海岸にある海岸砂丘。沖縄島で最大級の砂丘。北東から南西に延びていて、標高は中央部で一五メートル以上あり両端にいくに従って低くなる。アダンネムノキなどの植生が繁茂し、強風による飛砂はみられらない。砂丘の横断形は勾配が急な対称形になっており、琉球石灰岩の低い段丘崖(海食崖)を覆って形成されたもの。砂丘前面には幅の狭い砂浜が、砂浜の前面には約二五〇メートルの幅で干瀬(岩盤)サンゴ礁が広がっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android