粉粉(読み)コナゴナ

デジタル大辞泉 「粉粉」の意味・読み・例文・類語

こな‐ごな【粉粉】

[形動][文][ナリ]ごく細かに砕けるさま。こなみじん。「ガラス粉粉に割れる」
[類語]ちぎれちぎれ切れ切れ途切れ途切れ木っ端微塵粉微塵

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精選版 日本国語大辞典 「粉粉」の意味・読み・例文・類語

こな‐ごな【粉粉】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「こなこな」とも ) 粉のように、たいへん細かく砕けたさま。
    1. [初出の実例]「既にして若瓜徳(ジャククワード)機関の一は、乱党の為に粉齏(ふんセイ)(〈注〉コナゴナ)と為され」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. 「楽器は女に騙された男の心の臓のやうにこなこなになって砕けてしまった」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉五千弗の提琴)

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