粋ごかし(読み)スイゴカシ

デジタル大辞泉 「粋ごかし」の意味・読み・例文・類語

すい‐ごかし【粋ごかし】

粋人扱いをしておだてあげ、こちらの思うようにすること。
「―そそり、人の気を取りけれど」〈浮・一代女・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「粋ごかし」の意味・読み・例文・類語

すい‐ごかし【粋ごかし】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごかし」は接尾語 ) 粋人だとおだてあげて自分都合のよいように事を運んでしまうこと。すいだおし。
    1. [初出の実例]「自(みづから)爰に勤めてすぎにし上手を出して、帥(スイ)こかし颯(そそり)人の気を取けれど」(出典浮世草子好色一代女(1686)六)
    2. 「ゑゑ粋(スヰ)ごかしは置いて呉れ〈略〉乃公(おれ)は無粋ぢゃ」(出典:椀久物語(1899)〈幸田露伴〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む