糖ペプチド(読み)トウペプチド

化学辞典 第2版 「糖ペプチド」の解説

糖ペプチド
トウペプチド
glycopeptide

グリコペプチドともいう.一般には,糖とペプチドが共有結合したものをいい,天然には,タンパク質部分の分子量の小さい血液型糖タンパク質や細菌細胞壁ペプチドグリカンなどのほか,尿中に見いだされるものがある.また,バンコマイシン,テイコプラニンは糖ペプチド系抗生物質として知られる.糖タンパク質をタンパク質加水分解酵素で消化すると得られるオリゴ糖とペプチドとの共有結合物もよく研究されており,結合様式は,セリントレオニンなどのヒドロキシ基とガラクトサミン,キシロースとのO-グリコシド結合,およびアスパラギングルコサミンの間のN-グリコシド結合の二つに大別される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む