ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「糸切底」の意味・わかりやすい解説 糸切底いときりぞこ 土器あるいは陶磁器の底部に指紋状の筋のあるものをいう。轆轤 (ろくろ) で成形した土器を台から取るときに,1本の糸の両端を持って強く引きながら切り離すので,このような跡が残る。轆轤の右回りと左回りによって,筋の文様が違ってくる。縄文土器,弥生土器にはみられず,土師器 (はじき) の一部,須恵器から以後のものには多くみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by