糸瓜水(読み)ヘチマスイ

精選版 日本国語大辞典 「糸瓜水」の意味・読み・例文・類語

へちま‐すい【糸瓜水】

  1. 〘 名詞 〙へちま(糸瓜)の水(みず)
    1. [初出の実例]「化粧水〈略〉ミルク、キウカンバー(植物性乳状、化粧用)糸瓜水(植物性、美顔用)」(出典:化粧美学(1924)〈三須裕〉)

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百科事典マイペディア 「糸瓜水」の意味・わかりやすい解説

ヘチマ水【ヘチマすい】

ヘチマのつるから採った粘性の液。ビタミンCペクチンなどを含み,古くから化粧水とされた。つるが十分のびたとき根元から地上30cmくらいのところを切り,根のほうの切り口をびんにさして液を採る。上澄み液にエチルアルコールグリセリンホウ酸などを加える。
→関連項目化粧水ヘチマ(糸瓜)

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世界大百科事典(旧版)内の糸瓜水の言及

【ヘチマ(糸瓜)】より

…静岡県が主産地で,達磨(だるま)およびこれから育成された品種が知られている。ヘチマの茎を地上30cmほどで切り,切り口から根圧によってにじみ出してくる液を集めたものがヘチマ水である。化粧水に使われるほか薬用にもされ,鎮咳,利尿の効があるとされる。…

※「糸瓜水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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