紅山文化(読み)こうざんぶんか(英語表記)Hong-shan culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中国東北部の新石器文化。標式遺跡は内モンゴル (蒙古) 自治区赤峰にある同名の遺跡。土器は粗質のものが多いが,彩陶も混じる。石器は農耕の存在を示す石包丁石鍬,製粉具としての磨石,石皿,磨臼もみられるが,細石器石鏃もあり,農耕とともに狩猟がなお大きな生業の一部になっていたことを示す。黄河流域とは異なった自然環境,文化伝統の上に築かれた新石器文化といえる。アムール川流域などのシベリアにみられる新石器文化と共通した要素もある。

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世界大百科事典内の紅山文化の言及

【赤峰】より

…紅山後は赤峰市の東北6km,英金河畔にある高さ200mの紅山と呼ばれる花コウ岩の丘陵の東麓一帯にある黄土台地で,第1次文化の住地,第2次文化の住地と墓が発見された。第1次文化は紅山文化と呼ばれ,彩陶,粗陶,石斧,石庖丁,石犂,石鏃,細石器を伴い,黄河流域の仰韶文化の影響を受けている。赤褐色磨研壺,鬲(れき),鉢,環状石斧,袋穂状青銅斧の鋳型などを出す第2次文化の住地は,夏家店下層文化に属し殷代に並行する。…

※「紅山文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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