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紅藻類 こうそうるいRhodophyta; red algae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紅藻類
こうそうるい
Rhodophyta; red algae

クロロフィルa・d,フィコシアン,キサントフィル,カロテンのほかに多量のフィコエリトリンを含んでいるので体色紅色,紫色を呈する藻類。細胞内に同化生成物として紅藻デンプンおよび油脂をたくわえる。なかにはトレハロースやフロリドシド,イソフロリドシドなど (緑藻などのショ糖にあたる) をたくわえるものもある。単細胞のチノリモ Porphyridiumからオゴノリ Gracilariaのように数mに及ぶものまである。海産が多く,淡水産のものは少い。いずれもその生活史に有毛の細胞を生じることがない。有性生殖は無毛の雄精子が造果器と称する雌性の器官に到達して果胞子を形成する。体色が紅色であることにより,比較的波長の短い光線をよく吸収できるので,緑藻類褐藻類よりも深い海に生育できる。

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デジタル大辞泉の解説

こうそう‐るい〔コウサウ‐〕【紅藻類】

紅藻植物

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世界大百科事典 第2版の解説

こうそうるい【紅藻類 red algae】

体は紅色ないし暗紅色で,色素体内には光合成色素としてクロロフィルaのほかにフィコエリトリンやフィコシアニンなどの色素タンパク質を含み,光合成によりデンプンを生産して貯蔵する植物の総称名。紅色植物ともいう。紅藻綱Rhodophyceae1綱のみからなる。全世界に約5000種が知られ,その大部分は海産である。いずれも卵と精子の合体による有性生殖を行うが,精子は鞭毛をもたないので,波にゆられて移動する。受精卵からできる胞子を果胞子といい,それがどのようにして形成されるかにより,次の二つの亜綱に分類される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紅藻類
こうそうるい

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世界大百科事典内の紅藻類の言及

【藻類】より

…このことを少し詳しく説明すると次のようである。クロロフィルaのほかに主要な補助色素としてフィコエリトリンやフィコシアニンなどの色素タンパク質をもち,光合成産物として紅藻デンプンを貯蔵する紅藻類は鞭毛をもたない生殖細胞をつくるのに対し,クロロフィルacのほかにフコキサンチンをもち,ラミナランやマンニトールを貯蔵する褐藻類は,長短2本の鞭毛を側部にもつ先のとがった卵形の泳ぐ生殖細胞を形成する。この2本の鞭毛のうち,前方に伸びるものは両側に小毛を並列する,いわゆる羽型鞭毛であり,後方に伸びるものは表面に付属物のないむち型鞭毛である。…

※「紅藻類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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