紋甲烏賊(読み)もんごういか

精選版 日本国語大辞典 「紋甲烏賊」の意味・読み・例文・類語

もんごう‐いか モンガフ‥【紋甲烏賊】

〘名〙
① アフリカ西岸からヨーロッパ沿岸に分布するコウイカ科のイカの市場名。大形で外套長約四〇センチメートルになり、背に虎斑模様があり、触腕に特大吸盤がない。肉は厚く、刺身、すし種、天ぷらなどに用いる。アフリカ大西洋岸から多量に漁獲される。もんごう。
② コウイカ科の一種で、房総以南に分布するカミナリイカの市場名。

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デジタル大辞泉 「紋甲烏賊」の意味・読み・例文・類語

もんごう‐いか〔モンガフ‐〕【紋甲烏賊】

カミナリイカの市場名。特有の斑紋がある。
コウイカ科のヨーロッパコウイカトラフコウイカの市場名。前者はヨーロッパ・アフリカ沿岸に、後者東南アジアからインド洋にかけて産し、背面虎斑とらふ紋がある。

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