精選版 日本国語大辞典 「紐虫」の意味・読み・例文・類語 ひも‐むし【紐虫】 〘 名詞 〙 紐形動物の総称。大部分のものは海岸の石の下や海藻の根部の間にみられる。体長五~三〇センチメートルほどの紐状で背腹に平たく、頭・胴・腹部に分かれる。口は腹部の腹側にあり、消化管の背面に、吻(ふん)を納める吻鞘(ふんしょう)という空所がある。吻鞘の孔は口の前方または口と共通しており、そこから長い吻を出して小形の動物を捕える。雌雄異体。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例