精選版 日本国語大辞典 「純陰」の意味・読み・例文・類語 じゅん‐いん【純陰】 〘 名詞 〙① 純粋な陰気のこと。とくに易で柔順・消極を示す陰の記号だけからなる坤(こん)の卦をいい、地、女、水を象徴する。[初出の実例]「一戸内、一嫗一婢、一牝狸奴を連ねて、一家四口、純陰事を用ゆ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)[その他の文献]〔易経疏‐坤卦〕② 陰陽道で十月己亥の日。⇔純陽。[初出の実例]「異蒙山録に十月は純陰なりと云へども」(出典:史記抄(1477)七)[その他の文献]〔協紀弁方書‐義例二・純陰〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例