(読み)コウ

デジタル大辞泉 「紘」の意味・読み・例文・類語

こう【紘】[漢字項目]

人名用漢字] [音]コウ(クヮウ)(漢)
宇宙を支える綱。大地のはて。「八紘一宇
[補説]原義は、冠の結びひも。
[名のり]ひろ・ひろし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「紘」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 10画

(異体字)
11画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] ひも・つな・ひろい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(こう)。字はまたに作り、弘(こう)声。ひじを引く形、弘は弓を引く形。〔説文〕十三上に「冠を卷く維(ひも)なり」とあり、一端を左の、一方をあごからめぐらして右のに結び、その余りを垂れる。その余りを纓(えい)という。弘・宏の義に用いて、八紘のようにいう。

[訓義]
1. ひも、かんむりのひも、かけひも。
2. つな、おおづな。
3. ひろい、大きい。

[古辞書の訓]
名義抄〕紘 ツナヲ・ヒモユフ・ヒモサス/ ヲ・ツナ 〔字鏡集〕紘 アミ・ヒモサス・ヒモユフ・ヲ・ツナヲ・ツナ

[語系]
紘()・・肱kung、弘hungは声近く、強く引き結ぶような状態のものをいう。

[熟語]
紘綱・紘紘覆紘目
[下接語]
朱紘・地紘・長紘・帝紘・八紘・網紘・連紘

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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