紙屋治兵衛(読み)カミヤジヘエ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

紙屋治兵衛 かみや-じへえ

?-1720 江戸時代中期の商人。
大坂天満の紙屋。曾根崎新地紀伊国屋の遊女小春と享保(きょうほう)5年10月16日網島大長寺で情死した。この事件は近松門左衛門によって浄瑠璃(じょうるり)「心中天の網島(しんじゅうてんのあみじま)」として脚色され,同年竹本座にかけられ大当たりしたという。

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大辞林 第三版の解説

かみやじへえ【紙屋治兵衛】

人形浄瑠璃「心中天網島」の主人公。紙治かみじ

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世界大百科事典内の紙屋治兵衛の言及

【小春】より

…小春は大坂曾根崎新地,紀伊国屋の遊女。1720年(享保5)10月14日天満お前町の紙屋治兵衛と,網島大長寺のほとりで情死した。これを脚色した人形浄瑠璃が,近松門左衛門作の《心中天の網島》で,その女主人公の名としても,実名のまま用いられている。…

【心中天の網島】より

…大坂網島大長寺の心中事件を脚色した際物(きわもの)であるが,近松世話悲劇の傑作。大坂天満の紙屋治兵衛と曾根崎新地の遊女小春は深い仲になっていたが,治兵衛にはおさんという女房があり,2人の子までいる。治兵衛と小春は死ぬ約束をしており,2人はその機会をうかがっている。…

※「紙屋治兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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