紫外線光源(読み)しがいせんこうげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「紫外線光源」の意味・わかりやすい解説

紫外線光源
しがいせんこうげん

紫外線(380ナノメートル以下の波長)をとくに強く放射する光源をいう。工業・医療用に多く使用されており、光源の種類として、殺菌ランプ(波長253.7ナノメートル)、健康線ランプ(波長300ナノメートル付近にピークをもち、紅斑(こうはん)作用〈日焼け〉およびビタミンD合成作用がある)、光化学反応用として蛍光ランプ(波長370ナノメートル付近にピークがある)、水銀ランプメタルハライドランプ、検査・鑑別用ブラックライトブルーランプ(波長360ナノメートル付近の紫外線のみ放射し、可視光はほとんど出さない)、ソーラーシミュレーター用のキセノンランプなどがある。

 また測定標準用や分析用光源として、ショートアークキセノンランプ、クレフト型水銀ランプ、重水素ランプなどがある。

[小原章男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む