紫雪(読み)シセツ

デジタル大辞泉 「紫雪」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【紫雪】

石川県に、江戸時代から伝承される家庭薬。内服用の練り薬で、熱病傷寒酒毒吐血食滞などのときに用いる。紫雪丹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紫雪」の意味・読み・例文・類語

し‐せつ【紫雪】

  1. 〘 名詞 〙しせつたん(紫雪丹)
    1. [初出の実例]「紫雪十六両 桂心四両」(出典法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))
    2. 「紫雪とかや、世に良薬ありて、たち所に醒めたり」(出典:俳諧・本朝文選(1706)一〈許六〉)
    3. [その他の文献]〔劉禹錫‐為李中丞謝賜紫雪面脂等表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android