細行(読み)サイコウ

デジタル大辞泉 「細行」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう〔‐カウ〕【細行】

ちょっとした行い。些細な行為
日常の区々たる―の集積」〈中島敦弟子

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精選版 日本国語大辞典 「細行」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう‥カウ【細行】

  1. 〘 名詞 〙 小さくて取るにたりない行ない。些細な行為。
    1. [初出の実例]「結局余輩の所見は私徳を人生の細行として顧ざるには非ざれども」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三)
    2. [その他の文献]〔新論‐妄瑕〕

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普及版 字通 「細行」の読み・字形・画数・意味

【細行】さいこう(かう)

こまかな作法、行為。魏・文帝〔呉質に与ふる書〕古今人をるに、(おほむ)ね細行をらず。能く名を以て自ら立つもの鮮(すく)なし。

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