細見美濃国絵図(読み)さいけんみののくにえず

日本歴史地名大系 「細見美濃国絵図」の解説

細見美濃国絵図
さいけんみののくにえず

九〇×一一七センチ(木版彩色)

成立 天保五年

原本 岐阜県歴史資料館 皇都書林吉野屋仁兵衛・山城屋佐兵衛刊

解説 村名を丸で囲み、尾張藩領はオレンジ色、私領を無着色で示し、ピンク二色で町場・城・陣屋の位置を表示している。表題に続けて領主一覧および四七ヵ所の名所旧跡を掲げ、下部には名産として美濃紙・関の打物・真桑瓜・枝柿・鮎・梨子・縮緬紋縮緬石灰干大根・鰻・烟草・糸・禹余糧・日吉玉・磁石・菅大臣島・綿緞子蚊帳・磬石・水晶・紫土・紫蝋石・粛慎鏃をあげている。なお県立図書館・大垣市立図書館には彩色されていない同絵図があり、出版段階では着色されていなかったものと思われる。

写真版美濃飛騨古地図」など

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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