真桑瓜(読み)マクワウリ

デジタル大辞泉 「真桑瓜」の意味・読み・例文・類語

まくわ‐うり〔まくは‐〕【真桑×瓜】

ウリ科蔓性つるせい一年草。茎は地をはい、葉は手のひら状に浅く裂けている。夏、黄色の花が咲く。果実楕円形で、黄・緑色などの縞模様があり、甘く、食用漢方では未熟果のがくを乾燥し、催吐さいと薬に用いる。インド原産。古くから世界各地で栽培され、日本では美濃国真桑村(岐阜県本巣市)産が有名であったところからの名という。甜瓜てんか。あじうり。あまうり。まくわ。 夏》吹井戸やぽこりぽこりと―/漱石
[類語]メロン西瓜烏瓜夕顔瓢箪糸瓜へちまふくべひさご胡瓜白瓜カボチャ唐茄子冬瓜とうがん苦瓜

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精選版 日本国語大辞典 「真桑瓜」の意味・読み・例文・類語

まくわ‐うりまくは‥【真桑瓜】

  1. 〘 名詞 〙 ウリ科のつる性一年草。インド原産で、日本へは古く中国を経て渡来し、果実の生食用に各地で栽培され品種も多い。全体にとげ状の毛を散生する。葉は長柄を持ち心形で浅く掌状に裂け、各裂片の縁に不規則な鋸歯がある。雌雄同株。夏、先が深く五裂した黄色い花を開く。果実は卵状楕円形か円形で長さ一〇~一五センチメートル、黄・緑・白色に熟し芳香甘味がある。岐阜県本巣郡真桑村(現、本巣市)のものが最上とされたところからの名。漢名、甜瓜。ふり。ほぞち。味瓜。甘瓜。《 季語・夏 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「真桑瓜」の解説

真桑瓜 (マクワウリ・マックワウリ)

学名Cucumis melo var.makuwa
植物。ウリ科の一年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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