終戦直前の空襲

共同通信ニュース用語解説 「終戦直前の空襲」の解説

終戦直前の空襲

1945年8月14日から15日にかけて、米軍爆撃機B29や戦闘機など計千機以上を投入し、日本各地の産業拠点や軍事施設に大量の爆弾を投下した。米軍の作戦報告書によると、光市の海軍工廠こうしょうなど山口県の2カ所、大阪市の砲兵工廠、秋田市の石油精製施設、航空部品の製造拠点だった埼玉県熊谷市と群馬県伊勢崎市の「市街地」の計6カ所が目標だった。

西日本の3カ所は14日午前から攻撃を受け、日本側の各種資料によると各地で少なくとも数百人ずつが死亡。日本の降伏が近いとの報道を受け、東日本の3カ所は直前まで攻撃中止が模索されたが、爆撃機の通過コースとなった他都市も含め多数の犠牲者が出た。(ワシントン共同)

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