コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

経上顎洞的副鼻腔手術の後遺症 けいじょうがくどうてきふくびくうしゅじゅつのこういしょう

1件 の用語解説(経上顎洞的副鼻腔手術の後遺症の意味・用語解説を検索)

家庭医学館の解説

けいじょうがくどうてきふくびくうしゅじゅつのこういしょう【経上顎洞的副鼻腔手術の後遺症】

 経上顎洞的副鼻腔手術は、上くちびると歯肉(しにく)の間を切開(せっかい)し、炎症をおこして肥厚(ひこう)した粘膜(ねんまく)のすべてを切除する方法です。
 病変の徹底除去という点では優れているのですが、除去した粘膜の後に肉芽(にくげ)が盛り上がり、空洞(くうどう)がなくなってしまいます。したがって、空洞を有する副鼻腔を生理的な治癒(ちゆ)に導くという観点からすると、好ましい手術とはいえません。
 上くちびるの裏側を切開するため、術後に頬(ほお)が腫(は)れたり、しびれ感、違和感、神経痛(しんけいつう)が残ることがあります。
 また、術後、数十年を経過したのちに、上顎洞に嚢胞(のうほう)(術後性上顎嚢胞(じゅつごせいじょうがくのうほう)(「術後性上顎嚢胞」))が発生し、頬が腫れたり、疼痛(とうつう)が出たりして、再手術が必要になることもあります。
 さらに、上顎洞の底部に手術の操作がおよぶので、歯牙(しが)への影響も無視できません。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

経上顎洞的副鼻腔手術の後遺症の関連キーワード上顎骨副鼻腔副鼻腔炎顎骨朱唇唇歯鼻溝紅唇経上る蓄膿症 (empyema)

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone