経営哲学(読み)けいえいてつがく(その他表記)management philosophy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経営哲学」の意味・わかりやすい解説

経営哲学
けいえいてつがく
management philosophy

広義には経営学方法論をも含めるが,通常は企業経営における経営理念,つまり社是社訓として表明される経営者哲学,経営者イデオロギー,経営者倫理,経営規範,パブリック・リレーションズ PRなどを研究するもの。今日の社会における典型的な指導階層の一角をになう経営者が,どのような経営理念,経営者哲学,倫理・道徳観をもっているのか,それは時代の推移とともにどう変化してきたか,また今後どのように変化する可能性があるのかなどを考察し,それらがいかなる条件・状況下に適合するかということを示そうとするもの。代表的な資本家,企業家,経営者の伝記語録などと,その活躍した当時の経営の諸事情相関を求めるので,その性格は経営史研究に近いものとなっている。

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世界大百科事典(旧版)内の経営哲学の言及

【経営理念】より

…企業の創設者および経営者が,その企業経営にもっている基本的考え方。企業理念,経営信条,経営哲学などといわれることもある。それは,企業の社会的な役割についての信念として表現されることもあり,企業内の管理・運営についての考え方として表現される場合もある。…

※「経営哲学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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