結晶形(読み)けっしょうけい

百科事典マイペディア 「結晶形」の意味・わかりやすい解説

結晶形【けっしょうけい】

結晶の示す規則正しい外形。幾つかの平面結晶面)で囲まれ,各結晶物質種の特質は結晶面角に現れる(面角一定の法則)。結晶形は結晶構造を反映し,原子配列の密な面(網面)ほど結晶面として現れやすい。同じ物質の結晶での個体による結晶形の違いを晶癖という。その物質に本来の結晶形と異なった形を示す場合を歪形(わいけい)と呼ぶ。
→関連項目結晶軸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語 法則

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む