精選版 日本国語大辞典 「説戒」の意味・読み・例文・類語 せっ‐かい【説戒】 〘 名詞 〙 仏語。戒律を説き聞かせること。律の作法で、毎月、半月半月の終わりの日に同一地域の僧を集めて、戒本を読み聞かせ、半月間に犯した罪を反省懺悔させる行事。布薩。[初出の実例]「於二説戒日及自恣時一教二諸弟子一清浄懺悔」(出典:往生要集(984‐985)大文一〇)[その他の文献]〔北本涅槃経‐三〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の説戒の言及 【布薩】より …仏教用語で,修行者たちが毎月2回定期的に集まり,自分の犯した罪を告白,懺悔(さんげ)し,清浄な生活を送ることを確認しあう儀式。説戒ともいい,サンスクリットのウパバサタUpavasathaの俗語形を音写したもの。毎月の満月と新月の日(15日と30日)に行われ,出家者は原則として全員出席しなければならない。… ※「説戒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by