絶体(読み)ぜったい

精選版 日本国語大辞典 「絶体」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐たい【絶体】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「ぜったいぜつめい(絶体絶命)」の略。
    1. [初出の実例]「其方(そち)此方(こち)も言合せたやうな絶躰(ゼッタイ)の場、頼みの弦(つる)もきれて」(出典浮世草子・世間手代気質(1730)五)
  2. [ 2 ] 九星占いでいう星の名。この星があらわれると運はきわまり、破滅をまねくという。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「金性の人、土生金と相生する故に、絶体なれども、くるじからず」(出典:浮世草子・好色通変歌占(1688)追加)
    2. [その他の文献]〔協紀弁方書‐本原二・小遊年変卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「絶体」の読み・字形・画数・意味

【絶体】ぜつたい

命がけ。

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