金性(読み)キンショウ

デジタル大辞泉 「金性」の意味・読み・例文・類語

きん‐しょう〔‐シヤウ〕【金性】

金の品位。金の純度
五行ごぎょう一つである金に、生年月日が当たっている人の性質。また、その人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「金性」の意味・読み・例文・類語

きん‐しょう‥シャウ【金性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金の品位。金の純度。
    1. [初出の実例]「宝石(たま)も悪いし金質(キンシャウ)も好くないが」(出典破垣(1901)〈内田魯庵〉三)
  3. 五行の一つである金を人の生年月日に当てはめ、それによって定める人の性質。
    1. [初出の実例]「厄年もいつなりしや、〈略〉膝皿から出る火性か、金性にてはあらざるべし」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)

かね‐しょう‥シャウ【金性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (きん)合金で、その中に含まれている金の純度。金の品位。きんしょう。かね。
  3. 陰陽道で、五行(ごぎょう)の一つである「金」に、生年月日の当たっている人の性。きんしょう。
    1. [初出の実例]「木性の人をば東の方に屋敷をくれ、火性をば南に、金(カネ)性をば西の方と有」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品二七)

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