絶体絶命(読み)ゼッタイゼツメイ

デジタル大辞泉 「絶体絶命」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】

どうにも逃れようのない、差し迫った状態立場にあること。「絶体絶命苦境に追い込まれる」
[補説]「絶体」「絶命」はともに九星術でいう凶星の名。「絶対絶命」と書くのは誤り。
[類語]剣が峰九死危機一髪袋の鼠抜き差しならないのっぴきならないにっちもさっちも進退維谷これきわまる動きが取れないお先真っ暗前途多難前途遼遠八方塞がり行き詰まる切羽詰まる挫折頓挫蹉跌立ち往生壁に突き当たる暗礁に乗り上げるけちがつく行き悩む

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精選版 日本国語大辞典 「絶体絶命」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「絶体」「絶命」はともに九星占いでいう凶星の名。転じて、どうしてものがれようのないせっぱ詰まった場合、立場にあること。進退きわまること。また、そのさま。絶体。
    1. [初出の実例]「子も絶体絶命(ゼッタイゼツメイ)、爰(ここ)なりと息づむひゃうしに」(出典咄本・軽口露がはなし(1691)一)

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四字熟語を知る辞典 「絶体絶命」の解説

絶体絶命

のがれようのないせっぱ詰まった立場に追い込まれ、進退きわまった状態。

[使用例] 愛はもっとも真面目なる遊戯である。遊戯なるがゆえに絶体絶命の時には必ず姿を隠す[夏目漱石野分|1907]

[使用例] わたしはこのうすい白紙をとって狼の爪牙とたたかはなくてはならない。絶体絶命である[石川淳*焼跡のイエス|1946]

[解説] 「絶体」「絶命」はともに九星占いでいう凶星の名。運がきわまり破滅する星回りをいいます。「絶体」を「絶対」と書くのは誤り。

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デジタル大辞泉プラス 「絶体絶命」の解説

絶体絶命

日本ポピュラー音楽。歌は女性歌手、山口百恵作詞阿木燿子作曲宇崎竜童。1978年発売。

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