絹屋(読み)キヌヤ

精選版 日本国語大辞典 「絹屋」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐や【絹屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 絹の幕を四囲、上方に張りめぐらした仮小屋
    1. [初出の実例]「前にきぬや造りて、黄牛飼はせ給ふ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)浅緑)
  3. 絹布を製造する人、または売る人。また、その家。
    1. [初出の実例]「恵林院の御代に御所より絹屋へうつくしいろを織て進納せよと云」(出典:驢嘶余(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android