絹屋(読み)キヌヤ

デジタル大辞泉 「絹屋」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐や【絹屋】

絹の幕を屋根四方に張った仮屋
「―二つを打ちて唐、高麗かうらいの楽屋とす」〈今昔・一二・二二〉
絹布を織り、または売る家や人。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「絹屋」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐や【絹屋】

〘名〙
① 絹の幕を四囲、上方に張りめぐらした仮小屋
※栄花(1028‐92頃)浅緑「前にきぬや造りて、黄牛飼はせ給ふ」
② 絹布を製造する人、または売る人。また、その家。
驢嘶余(室町末)「恵林院御代御所より絹屋へうつくしいろを織て進納せよと云」

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