継ぎ句(読み)つぎく

精選版 日本国語大辞典 「継ぎ句」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐く【継句・続句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 和歌上の句または下の句に、別の人が下の句または上の句をよみついで一首に仕立てあげるもの。
    1. [初出の実例]「堪能好士等御同道候者、連歌或続句等可興行申候」(出典尺素往来(1439‐64))
  3. 冠付(かむりづけ)から派生した雑俳一種。冠付の題に、三字四字を加えた八文字か九文字の一続きのことばに適当な語句をよみついで、一七文字の一句に仕立てあげるもの。
    1. [初出の実例]「継句 聞て置く徳は・其はつと思へど・はつめいにみへても〈略〉はつめいに見へても酒が下女(たま)に疵」(出典:雑俳・合鏡(1752)延享二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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