継ぎ文(読み)つぎぶみ

精選版 日本国語大辞典 「継ぎ文」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ぶみ【継文・続文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祖先から、代々その家を継いできたことを書きしるした文書氏文(うじぶみ)系図
  3. 物品出納に関する文書を帳簿状に貼り継いだもの。
    1. [初出の実例]「雑物出入継文 内、斉衡三年六月雑財帳之巻末壱紙」(出典:正倉院御物出納文書‐双倉北出入継文表題(平安初))
  4. 朝廷への申請書または訴状などに、その主張に関する前例傍証反証などを記載したものを、当人または弁・外記などの事務官が貼ったり、添付したりすること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「人々申文早奏下、便令続文候」(出典権記‐長保二年(1000)正月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む