継ぎ文(読み)つぎぶみ

精選版 日本国語大辞典 「継ぎ文」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ぶみ【継文・続文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 祖先から、代々その家を継いできたことを書きしるした文書氏文(うじぶみ)系図
  3. 物品出納に関する文書を帳簿状に貼り継いだもの。
    1. [初出の実例]「雑物出入継文 内、斉衡三年六月雑財帳之巻末壱紙」(出典:正倉院御物出納文書‐双倉北出入継文表題(平安初))
  4. 朝廷への申請書または訴状などに、その主張に関する前例傍証反証などを記載したものを、当人または弁・外記などの事務官が貼ったり、添付したりすること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「人々申文早奏下、便令続文候」(出典権記‐長保二年(1000)正月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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