継目の御判(読み)ツギメノゴハン

デジタル大辞泉 「継目の御判」の意味・読み・例文・類語

つぎめ‐の‐ごはん【継(ぎ)目の御判】

室町江戸時代主君の代がわりのとき、家臣社寺などに、前主どおりにその領地職務を安堵する旨、花押かおうを書いて与えた文書。江戸時代になると花押のかわりに朱印黒印が多く用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「継目の御判」の意味・読み・例文・類語

つぎめ【継目】 の 御判(ごはん)

  1. つぎめごはん(継目御判)
  2. つぎめごはん(継目御判)
    1. [初出の実例]「新次郎殿継目之御判之義承候条、御取次申候而調進之候」(出典:観心寺文書‐永祿七年(1564)九月二九日草部助兵衛書状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android