続労銭(読み)ぞくろうせん

改訂新版 世界大百科事典 「続労銭」の意味・わかりやすい解説

続労銭 (ぞくろうせん)

労は年功で具体的には勤続年数,続は継続することで,その労を続けるために納入する銭。日本古代の律令の規定では,官人は種類によってそれぞれ6年から12年の勤続期間を単位として勤務成績の評定を受け,その結果に応じて位階を昇降され,その位階に相当する官職に遷任されることになっていた。すなわち大宝律令施行後まもなく,勲七等以下の官位を帯しない者を軍団に,郡司の主政・主帳で正当な理由で解任された者を国府に出勤させて労をつなぐことを許したが,該当者の増加とともに,銭を納めて出勤に代えることを認めるようになり,一時廃止をみたけれども平安時代初期にはまったく続労銭によって任官することも行われるにいたった。そのころから贖労銭(しよくろうせん)と書かれるようになり,これによって補任される者を贖労人と呼んだ。六衛府の舎人(とねり),諸国検非違使(けびいし)・弩師(どし)などが任官の対象となり,非難を浴びながらも盛行し,中期に及んだ。
成功(じょうごう)
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