網状脈(読み)モウジョウミャク

デジタル大辞泉 「網状脈」の意味・読み・例文・類語

もうじょう‐みゃく〔マウジヤウ‐〕【網状脈】

葉脈の一型。支脈から分かれた側脈の間が、さらに網目状に連絡しているもの。双子葉植物に普通で、単子葉植物ではサトイモシダ類ではヤブソテツなどにみられる。→平行脈

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精選版 日本国語大辞典 「網状脈」の意味・読み・例文・類語

もうじょう‐みゃく マウジャウ‥【網状脈】

〘名〙 葉脈系の一つ。支脈が細分し、互いに網目状に連絡したもの。双子葉植物に見られ、単子葉植物ではサトイモ、シダ類ではヤブソテツ、ミツデウラボシなどに見られる。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「網状脈」の意味・わかりやすい解説

網状脈
もうじょうみゃく

比較的大きな葉脈が、網状に発達したものをさす。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の網状脈の言及

【葉】より

…葉脈が葉身につくる模様を脈理venationという。脈理は植物群によって一定で,シダ植物では遊離脈といろいろの段階に発達した網状脈があり,いずれの場合も脈の末端は開放二叉分岐を基本としている。双子葉植物ではほとんどのもので複雑な網状脈をもっており,単子葉植物でも細脈は網目をつくるが,主脈は平行に走るので平行脈といわれる。…

※「網状脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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