藪蘇鉄(読み)ヤブソテツ

関連語 獅子頭 しし 名詞

精選版 日本国語大辞典 「藪蘇鉄」の意味・読み・例文・類語

やぶ‐そてつ【藪蘇鉄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. シダ類ウラボシ科の常緑多年草。本州四国、九州の樹陰下、石垣などに生える。高さ五〇センチメートルぐらい。葉は広披針形の羽状複葉で放射状につく。羽片は短い柄があり、長さ五センチメートルぐらいの狭卵形で一五~二〇対ある。胞子嚢群は円形で葉の裏面に多数散在し、楯形の包膜に包まれる。漢名、貫衆。〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「ししがしら(獅子頭)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android