網走本線
あばしりほんせん
明治四五年(一九一二)に池田駅(現池田町)と網走駅を結んで開通した国鉄の路線。昭和三六年(一九六一)に国鉄石北本線・池北線に分割され、現在路線は北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(営業キロ数は一四〇キロ)に引継がれている。明治四〇年三月、十勝地方と北見地方の定住促進を目的に釧路線(現根室本線)の池田を起点に淕別(現陸別町)・野付牛(現北見駅)を経由して網走に至る延長一九三・七キロの路線として工事が開始された。同四三年九月に池田―陸別間、同四四年九月に陸別―野付牛間、同四五年一〇月に野付牛―網走間が開業して、池田―網走間全線が開通し網走本線と称した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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