綴れ(読み)ツヅレ

精選版 日本国語大辞典 「綴れ」の意味・読み・例文・類語

つづれ【綴・襤褸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 破れた部分をつぎ合わせた衣服。つぎはぎの衣服。転じて、ぼろの着物。つづれごろも。らんる。
    1. [初出の実例]「たま牀の花の莚もさもあらばあれ真菰か内のつづれ恋しも」(出典:出観集(1170‐75頃)恋)
    2. 「かへすがへすも娘御達の身にはつづれを着たまふとも、心に錦のはれ小袖」(出典:人情本・春色辰巳園(1833‐35)初)
  3. つづれにしき(綴錦)
    1. [初出の実例]「銀の鐺(こじり)朱檻を磨き、錦の綴は花軒に翻る」(出典海道記(1223頃)鎌倉遊覧)
  4. さきおり(裂織)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む